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【6月30日~7月12日】ミニ企画展示「津門大塚町遺跡・高畑町遺跡出土品」

更新日:2026年6月26日

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令和7年度に保存処理が完了した出土木器を速報展示します!

なぜ出土品を保存処理する?


 西宮市内の古墳時代や奈良時代の遺跡には、低湿地となっている地点があり、当時の木器が出土することがあります。
 
 木器は土器と同様に、当時から多くの道具が生産され、使用されてきたと考えられます。しかし、木器は、土器や金属器と異なり、土の中で腐食して自然と失われていることが多く、出土木器は、条件の整った状況でのみ出土する希少価値が相対的に高い資料であるといえます。

 同時に、当時の人々の暮らしを支えた道具として木器は普遍的に使われていたと考えられるため、当時の様子をダイレクトに示すとても情報量の豊かな貴重な考古資料です。

 出土した木器は、外気に触れることで、すぐに腐食が進み、なにもしなければ崩壊して、失われてしまいます。
 
 
 西宮市では、発掘調査で出土した木器は、洗浄後、水漬けの状態で一次保管を行い、順次、状態に応じて薬剤含浸や凍結乾燥という手法を用いて保存処理をしています。これらの科学的な処理を施すことで、出土木器の劣化を抑えて、強度を確保し、出土時の形状を保つことができます。

 本展示では、令和7年度に保存処理が完了した出土木器を速報的に展示します。
 

展示の見どころ(担当学芸員の一押しの資料)

津門大塚町遺跡出土の柱

 津門大塚町遺跡第2次発掘調査では、倉庫の跡と考えられる奈良時代の大型掘建柱建物跡がみつかりました。方形の掘方が整然と並んでおり、掘方の中心の柱穴には当時の柱材が残されていました。

 柱は、ヒノキを加工したもので、幅は約45センチ、高さは約50センチ、太さは約120センチの大きさです。柱の側面は丁寧に面取りがなされ、手斧の痕跡を確認することができます。柱の底面もまっすぐに切断されており、丁寧に加工されていたことがわかります。

 この機会に、ぜひ実物をご覧いただき、津門大塚町遺跡に約1300年前に存在した大型掘建柱建物の規模を柱から実感いただけましたら幸いです。

 

出品一覧

「津門大塚町遺跡・高畑町遺跡出土品~令和7年度に保存処理が完了した出土木器の速報展示~」出品一覧
 名称点数出土遺跡(調査次数)時代
1柱(はしら)2点津門大塚町遺跡(第2次調査)奈良時代
2田下駄(たげた)3点高畑町遺跡(第9次調査)古墳時代
3台(だい)2点高畑町遺跡(第9次調査)古墳時代
4有頭棒(ゆうとうぼう)2点高畑町遺跡(第9次調査)古墳時代
5泥除(どろよけ)の部材1点高畑町遺跡(第9次調査)古墳時代
6加工板(かこういた)1点高畑町遺跡(第9次調査)古墳時代

展示資料は変更する場合もあります。

開催要項

展覧会名

ミニ企画展示「津門大塚町遺跡・高畑町遺跡出土品~令和7年度に保存処理が完了した出土木器の速報展示~」

会期

令和8年(2026)6月30日(火曜日)~7月12日(日曜日)
月曜休館 *祝日の場合も休館です。

開館時間

10時~17時(入館は16時30分まで)

料金

観覧無料

会場

西宮市立郷土資料館 常設展示室

チラシ

郷土資料館(にしはく)へのアクセス

電車

阪神電車「香櫨園」駅下車、南へ徒歩6分
JR「さくら夙川」駅下車、南へ徒歩14分
阪急電車「夙川」駅下車、南へ徒歩17分

バス

阪神バス西宮浜手線(阪神西宮南口-泉町-阪神西宮南口)「川東町」バス停下車すぐ
阪神バス尼崎芦屋線(阪神尼崎-JR西宮駅前-阪神芦屋)「夙川」バス停下車南へ徒歩13分

車でのご来館

駐車場はありません。
周辺道路は駐車禁止区域となっておりますので、電車・バスをご利用ください。
西宮市大谷記念美術館前の西側駐車場(徒歩15分)がご利用いただけます。

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お問い合わせ先

西宮市立郷土資料館(にしはく)

兵庫県西宮市川添町15-26
西宮市教育文化センター内

電話番号:0798-33-1298

ファックス:0798-33-1799

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