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歯・口腔の健康

更新日:2024年2月9日

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防災グッズの中に、歯や口のためのデンタルグッズを準備していますか?

災害時、歯磨きが不十分だと身体にも影響を及ぼします。
災害時の備えに「デンタルグッズ」も忘れずに。

災害時の備えに必要なデンタルグッズ

  • 歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ
  • 液体歯磨き、洗口剤
  • キシリトールガム
  • ウエットティッシュ(ノンアルコールのもの)
  • 【入れ歯を使われている方】入れ歯洗浄剤、入れ歯ケース


歯を失う原因の約9割が「むし歯」と「歯周疾患(歯周病)」です。

むし歯も歯周疾患も予防できます。
歯科疾患を予防し、自分の歯を1本でも多く保ちましょう。


むし歯の3つの原因

<1>糖質
食べ物に含まれる糖質はむし歯菌の栄養源となります。むし歯菌が糖を摂取し、ネバネバした物質を作り出し、歯垢(プラーク)を形成します。その中でむし歯菌は酸を出し、歯を溶かします。

<2>むし歯菌
口の中には無数の細菌がいます。その中でもむし歯の原因となるのは主にミュータンス菌です。

<3>歯の質
生えたばかりの歯の表面は未成熟のため、むし歯になりやすいですが、唾液の作用などによって成熟していきます。歯が作られる時の環境によっても歯の質は違ってきます。
また、歯の形態や歯並びによってもむし歯になりやすくなる場合があります。


プラス・時間
3つがそろった状態が長時間続くとむし歯になります。

ポイントは3つ!
<1>上手な間食(おやつ)

時間を決めずダラダラ食べることはやめましょう。
時間と量は必ず決めましょう。

!!ジュースには要注意!!

ジュースにはたくさんの糖分が含まれています。
間食(おやつ)同様、時間と量は必ず決めましょう。

<2>適切な歯みがき
食事のあとは歯みがきを行いましょう。
小学校卒業まではおうちの方の仕上げ磨きも実施しましょう。
フロスも活用しましょう。

<3>フッ化物(フッ素)の活用
フッ化物はむし歯予防に効果的です。
上手に活用しましょう。

*詳細については「フッ化物(フッ素)を活用しましょう」をご覧ください。

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フッ化物の効果

<1>歯の質を強くします
<2>口の中の細菌の働きを弱めます
<3>再石灰化(※1)をすすめます

フッ化物は乳歯の生え変わりの時期など永久歯が生えそろう15~16歳頃まで継続的に利用すると特に効果的です。


(※1)再石灰化・・・酸によって溶け出したカルシウムやリン酸をまた歯に沈着させること

フッ化物活用方法

<1>フッ化物歯面塗布

年に2~4回 定期的に塗ると効果的です。

歯科医院等で実施しています。


<2>フッ化物配合歯磨剤やジェルの利用

市販されているフッ化物配合歯磨剤やジェルを利用する方法です。

使用時の歯みがき後のうがいを「少量の水で1回」にするとよりフッ化物の効果が期待できます。


う蝕予防のためのフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法【普及版】

「歯を支えている骨(歯槽骨)や歯ぐきの病気」です。

歯垢(プラーク)や歯石が原因で炎症を起こし、歯ぐきが腫れ、出血が起こります。さらに進行すれば、歯を支えている歯槽骨が破壊されて、歯を失ってしまう病気です。タバコや糖尿病などとも関連性があります。

年齢と共に歯周疾患の人が増加しています。
歯周疾患は気づかないうちに進行し、全身の健康にも影響を及ぼします。
若いうちからの歯周疾患予防が大切です。

ポイントは3つ!
<1>適切な歯みがき・フロスや歯間ブラシの使用(セルフケア)

最大の予防方法は「歯みがき」です。
食事のあとは歯みがきを行いましょう。
フロスや歯間ブラシなども活用しましょう。

<2>歯科医院での歯石除去(プロフェッショナルケア)
歯石は歯みがきでは取れません。
歯科医院へ定期的に歯石除去へ行きましょう。


<3>生活習慣の改善

糖尿病やタバコとも深いつながりがあることがわかっています。
適度な運動やバランスの摂れた食事を心がけましょう。
また、禁煙にも努めましょう。

フロスの使い方動画

フロスの使い方パンフレット

フロスの使い方リーフレット(表)


フロスの使い方リーフレット(裏)


「8020(ハチマルニイマル)運動」をご存知ですか?

8020


80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという運動です。

20本以上自分の歯があれば、かたいものから柔らかいものまで何でもおいしく食べることができます。生涯にわたり、自分の歯でおいしく食事ができることを目指しましょう。

みやちゃんgohan1

一口30回を目標にしましょう!!

噛むことは食べ物の本来の味を味わえることをはじめ、食べすぎを防ぐことや歯の病気の予防につながります。また、口の周りの筋肉を使うことから言葉の発音がはっきりしたり、表情が豊かになることにもつながります。


バランスのいい食事をしっかり噛んで食べましょう。
いつまでも自分の歯で噛めるようにするためにも歯の健康が大切です。
「噛ミング30(カミング・サンマル)」(※2)を実践しましょう。

(※2)「噛ミング30(カミング・サンマル)」・・・一口30回以上噛みましょうというキャッチフレーズ

噛めば噛むほど元気な身体

保健所では噛むことの効果についてのリーフレットを作成しました。

噛めば噛むほど元気な身体(表) 


噛めば噛むほど元気な身体(裏)

リンク


オーラルフレイルとは「口腔機能の低下」です。
以下の項目の3つ以上当てはまると要注意です。

  • 歯が20本より少ない
  • 滑舌の低下がある
  • 噛む力が弱くなった
  • 舌の力が弱くなった
  • お茶や汁物でむせる
  • お口の乾きが気になる
  • 半年前に比べ、硬いものが食べにくくなった

右図のような負の連鎖にならないようにお口をしっかり動かしましょう。
心配な場合はかかりつけ歯科医院で相談してみましょう。

お口の周りの筋肉を鍛えましょう

オーラルフレイルを防ぐには口腔体操などを行い、噛む力・飲み込む力を鍛えることが大切です。
保健所ではお風呂や洗面所で気軽に口腔体操に取り組めるように
「お風呂に貼れる口腔体操ポスター」と「洗面所に貼れる口腔体操ステッカー」を作成しました。
お風呂に貼れる口腔体操ポスター

洗面所に貼れる口腔体操ステッカー

歯や口の病気は気づかないうちに進行していきます。

定期的な歯科健診を受け、歯科疾患の予防に努めましょう。

定期歯科健診の内容

  • むし歯や歯周疾患のチェック
  • 歯石除去
  • 歯科相談
  • フッ化物塗布 等

年に1回以上の歯の定期健診を受けて、健康なお口で素敵な人生を送りましょう。

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