【浜分署】秋の火災予防運動に伴う訓練を実施しました

令和7年11月7日（金曜日）に西宮市浜脇町にある特別養護老人ホームの社会福祉法人兼誠福祉会「メヌエット」と合同で、秋の火災予防運動に伴う訓練を実施しました。
高齢者施設は、避難に時間を要する方が多く、利用者の安全確保のため、火災時の迅速な対応が求められます。今回は、初期消火から救出、放水までの一連の流れを想定し、施設職員と消防隊が役割を確認しながら訓練を行いました。

施設内で火災が発生したという想定のもと、施設職員が消火用散水栓のホースを伸ばし、初期消火を行いました。
日頃から設備の位置や使い方を把握しておくことで、火災の被害を防ぐことができます。

避難が困難な要救助者が屋上やベランダに取残された想定で、はしご車と三連はしごを用いた救出訓練を行いました。
訓練には地域の子どもたちも見学に訪れ、消防隊員の動きに真剣な表情で見入っていました。

火災が拡大したという想定で、消防隊員が地上からベランダへ向けた放水、さらに、はしご車からの高所放水を実施しました。実際の火災では、状況が刻々と変化するため、柔軟な対応力が求められます。

今回の訓練を通して、施設職員と消防隊の連携体制を再確認することができました。
今後も継続して訓練を行い、地域全体の防火体制の向上に努めてまいります。