【鳴尾消防署】同製品の電気こんろから火事が相次いで発生しています。
更新日:2026年1月5日
ページ番号:32574304
今回のテーマは電気こんろです。電気こんろと言えば、多くの方が天ぷら油による火事をイメージするのではないでしょうか。
にわかに信じ難いですが、誤作動により勝手に電源が入ってしまい、火事になった事例が複数報告されている非常に危険な電気こんろが存在します。

西宮市消防マスコット ウーちゃん

西宮市消防マスコット カンちゃん
この非常に危険な電気こんろの正体は、萬品電機製作所(既に倒産)が製造・販売したハイラジエントヒーターと呼ばれる電気こんろ(以下「対象電気こんろ」という。)です。
なお、対象電気こんろは既にリコール対象製品となっています。
(リコール情報詳細は下記参照)

萬品電機製作所 電気こんろ(リコール対象製品)
対象電気こんろは、持ち運びが可能で1口タイプや2口タイプといった小型なもので、一見すると非常に便利ですが、上記のとおり、誤作動により火事となる危険性が潜んでいます。
リコール対象製品になっていることを知らずに使い続けている人は、直ちに電源プラグをコンセントから抜き、使用を中止してください。
[事故事例]
西宮市内で対象電気こんろが関係する事故が発生しています。インターネットで検索すると、他市においても対象電気こんろが関係する事故が複数発生しているのが確認できます。

[事例1]令和7年12月発生 西宮市
[事例1]外出中、誤作動により電源が入り、トッププレート上に置かれた樹脂製の水切りが溶融しています。

[事例2]令和5年9月発生 西宮市
[事例2]トッププレート上に置かれた樹脂製の固着物が焼失しており、全体的に焼け焦げています。
※事例1、事例2ともに大事には至りませんでしたが、可燃物がさらに多く置かれていれば、家中に燃え広がっていた可能性があり、非常に危険です。
※対象電気こんろを入居時に備え付けているマンション・アパートの所有者、管理者の方は、居住者の方に注意喚起をしてください。
[誤作動が起きる理由]
対象電気こんろは、設計上での電気的ノイズ対策が十分ではなく、外部からのテレビ、洗濯機、電子レンジなどの一般家電から発生する電気ノイズの影響で誤作動を起こし、電源が勝手に入ってしまう場合があります。
また、操作部へ水分等が浸入することにより、電源スイッチ端子が短絡(ショート)し、電源が勝手に入ってしまう場合もあります。
そのため、電源プラグをコンセントから抜いていない場合は、誤作動により電源が勝手に入ってしまう場合があり、電気こんろ上や周囲に可燃物があれば、火事に至る条件が揃うため、注意が必要です。
【リコール対象製品の型式】
| 1口タイプ | 対象台数 |
|---|---|
| MDS-113RE(上記事例1、事例2発生) | 15133台 |
| MDS-113REA | 94台 |
| MDS-113REB | 9528台 |
| MDS-218RE | 4795台 |
| MDS-218REA | 190台 |
| MDS-218REB | 2472台 |
| 2口タイプ | 対象台数 |
|---|---|
| MDS-233RE-2 | 1281台 |
| MDS-233REB-2 | 729台 |
| MDS-233RE-2W | 2215台 |
| MDS-233REB-2W | 187台 |
いずれも平成15年以降に製造された製品であり、平成20年6月にリコール対象製品となっています。
[IHクッキングヒーターとの違い]
ハイラジエントヒーターとは、渦巻状にしたニクロム線をトッププレートの下に埋め込んだ調理器具で、見た目はIHクッキングヒーターとほとんど同じですが、IHクッキングヒーターと違い、ヒーター自体が高温になります。

放射温度計での測定結果
※令和5年の西宮市消防局の実験データでは、強弱スイッチを「強」の状態のまま、放射温度計で約3分間トッププレートの表面温度を測定したところ、約50℃を超えたあたりから高温注意ランプが点滅し、最大約431℃まで上昇したという記録があります。
[基本的な火災予防対策を忘れずに徹底しましょう]
・トッププレートの上に物を置かない。
・使用していないときは、コンセントを抜く。
(リコール対象製品に限らず、地震による通電火災防止の観点から重要です)
・PSEマークの付いた製品を使用する。
(分かりやすく説明すると、PSEマークが付いていれば、電気用品安全法に基づく安全性が保障されているという証拠です)
下記リンクも併せてご確認ください。
リコール製品情報 リーフレット(消費者庁・消防庁・経済産業省)(PDF:1,262KB)

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