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大坂城再建に貢献! 東六甲石丁場跡が国指定史跡に

更新日:2018年2月21日

ページ番号:44394096

実施日:2017年11月17日

状況写真

状況写真

11月17日、県立甲山森林公園の敷地内にある「大坂城石垣石丁場跡 東六甲石丁場跡(おおさかじょういしがきいしちょうばあと ひがしろっこういしちょうばあと)」が、国の文化審議会の答申により新たに国史跡に指定されることになりました。 大坂城石垣石丁場跡とは、江戸時代前半、徳川氏による大坂城再建の際に、石垣に使用する石材を採石、加工した採石場のことであり、当時の社会的・政治的動向を知る上で重要な史跡です。 今回、国指定を受けるのは、神戸市・芦屋市・西宮市の3市にまたがる東六甲石丁場跡のうち、西宮市有地の約64000平方メートル。石丁場の遺存状況の良好さや、当時の作業過程を詳細に確認できる地形状況などが評価され、すでに国指定史跡となっていた香川県小豆島の石丁場跡に追加される形で、文化財となりました。 「現地の調査作業に4年以上の月日がかかった」と話す担当学芸員。最新の「航空レーザー測量」を用いた詳細分布調査により高精度の遺跡分布地図を作成。それを元に現地調査を重ね、多数の採掘坑や石曳き道などを確認しました。 採石場は遊歩道から離れた場所にあり、現在は個人での見学は危険とのこと。担当学芸員は「多くの人に知って頂くため、また、遺構の保護のためにも、ツアーなども実施していきます」と話していました。
※西宮市の国指定史跡は大正11年の西宮砲台に続き2件目です

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