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市長コラム 令和6年(2024年)4月

女性の「はたらこう!」をもっとサポートする西宮市へ

先月28日に、「西宮市女性デジタル人材育成プロジェクト」の連携協定を、株式会社MAIA、SAPジャパン株式会社、一般社団法人グラミン日本とで構成される「でじたる女子活躍推進コンソーシアム」と西宮市の間で締結を致しました。
 
このコンソーシアムは、女性へのデジタル技術の教育から就労支援まで一貫して行うプロジェクトで、新たなスキルを身につけたい、あるいは新しい働き方を実現したい女性に、選択肢を提供するものと考えています。今回の協定は、兵庫県や大阪府などこの近辺では初事案となりますが、でじたる女子活躍推進コンソーシアムさんとしては、愛媛県や福岡県、鹿児島市など全国でも相当数の実績を積み重ねて来られたことも、とても心強く感じているところです。
 
この協定を締結したいと思った背景には、西宮市の女性就労状況に対する私の課題意識があります。
 
女性の労働力率(15歳以上人口に占める労働力人口(就業者+完全失業者)の割合)は,結婚・出産期に当たる年代に一旦低下し,育児が落ち着いた時期に再び上昇するという傾向があり、年代ごとの女性就労率を曲線で表すとアルファベットの「M」に見えることから、こうした傾向は「M字カーブ」と呼ばれています。しかし、時代の流れとともに女性の就労状況も変化してきたことから「M」のくぼみは年を追うごとに緩やかになっています。一方で、西宮市の現状は国や県全体と比べると「M」のくぼみが強く、具体的には35~39歳の女性の就業率は全国比較では7%強、対県比較では4%弱少なくなっています。
 
次に、市民で就労されている方の現状を見ますと、男性は3割のみが自宅ないし市内で就労されていますが、女性は5割以上が自宅ないし市内での就労となっています。これは、やはり今なお、家事や育児等が女性に負担が多くなっていること等から、職住近接の生活を選択される傾向にあることが考えられます。
 
このように女性の働き方ニーズが多様化している状況を踏まえ、育児や介護など様々な制約によってご自身の意欲を活かし切れなかった方や、新たな働き方を模索したい方に対するひとつの選択肢を提供したいという思いから、今回、でじたる女子活躍推進コンソーシアムと協定を締結することとしました。今回の協定では、IT分野のリスキリングを行うだけでなく、その先にはワークシェアリング型のOJTを通じて実務力を培い、その際には正規雇用、副業・兼業などのパラレルワーク、フリーランス、起業など多様な選択肢を用意して女性の新しい働き方をサポートしていきます。
 
市としてはこれまでも、男女共同参画センター・ウェーブと同じフロアに「しごとサポートウェーブにしきた」を設けて一体的に女性の就労支援を行う他、新商工会館内に設置された「にしのみや起業家支援センター(通称:みやスタ)」にて多面的な創業支援を行っています。今回の協定もそうした流れのひとつですが、私自身が、今後も様々なところにアンテナを張り巡らせて、できうる支援策、選択肢を市民の皆さん、特に働く意欲のある女性の皆さんに対して提供できるよう、取り組んで参ります!

西宮でじたる女子プロジェクト

令和6年4月5日

西宮市長 石井登志郎の署名


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