石井市長の"てくて句歳時記"
更新日:2025年11月10日
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てくて句歳時記

令和7年11月


いよいよ来年7月1日、国道2号沿いの津門大塚町に、県市統合病院となる西宮総合医療センター(仮称)が開院します。デジタル技術を駆使した高度専門医療・救急災害医療を提供する病院で、ヘリポートの整備、免震構造の採用など災害に強く設計され、地域中核病院にふさわしい幅広い医療を提供します。
この新病院の建設に伴う発掘調査では、埋没古墳群が見つかり、周辺にあったとされる大塚山古墳と津門稲荷山古墳という2基の前方後円墳との関連性に注目が集まりました。特に、地域の伝承では、大塚山古墳の石室の内部は朱で塗られていたといわれ、相当な権力者が葬られていたのではと想像されます。津門大塚町の町名も、大きな古墳(塚)にちなんで名付けられたと伝わっています。
新病院の西隣には、緑に囲まれた芝生広場や多目的広場に加え、幼児用遊具や健康遊具、ウォーキングコースを備えた大塚中公園が整備されます。また、災害を想定したかまどベンチも設置され、地域の人や病院利用者など、誰もが利用しやすい公園となります。
新病院が、阪神圏域に暮らす人々の「命の砦」としての役割を果たすよう期待しています。
≪写真≫工事が進む西宮総合医療センター(仮称)と大塚中公園
バックナンバー
- 令和7年10月(秋うらら 船坂マルシェ 賑やかに)
- 令和7年9月(水澄むや 越水城に 天下見る)
- 令和7年8月(秋蛍 祈る平和や ニテコ池)
- 令和7年7月(夕焼けや 勤め新たに 赤胴車)
- 令和7年6月(白龍や 武庫大橋に 雲の峰)
- 令和7年5月(足裏に 泥がにゅるりと 初田植え)
- 令和7年4月(見据えしは 次の百年 宮の春)
- 令和7年3月(人々の のぞみはこびて 桜舞う)
- 令和7年2月(甑岩 鎮座の杜の 藪椿)
- 令和6年12月(ふゆあかり 三十年を 支え合い)
- 令和6年11月(市をつなぐ 橋上駅や 天高し)
- 令和6年10月(行列は 万葉衣装 秋まつり)
- 令和6年9月(睡蓮や 甲陽園の 大池に)
- 令和6年8月(歓声や 山ふところの 水遊び)
- 令和6年7月(鳴尾なる 一本松へ 南風)
- 令和6年6月(花卯木 かむさるように 百間樋)
- 令和6年5月(青蛙 はぐくみ継ぎて 学び舎に)
- 令和6年4月(晴れ渡る 廣田の山に つつじ咲く)
- 令和6年3月(若鮎や 生瀬トンネル 開通す)
- 令和6年2月(雪解風 きづなつむぎて 復興へ)
- 令和5年12月(北おろし まちと人とを 育みて)
- 令和5年11月(朝焼けの 沖からきたる 百合鴎)
- 令和5年10月(天平の 空からきたか 鬼やんま)
- 令和5年9月(学文の 坂本ですが 鳥渡る)
- 令和5年8月(いにしへの あの夏空を 忘れまじ )
- 令和5年7月(夏空に 塔屋の威風 六角堂 )
- 令和5年6月(北山の 花木喜ぶ 梅雨の空)
- 令和5年5月(一望の いちご畑や 鳴尾村)
- 令和5年4月(浜大根 咲いて鳥待つ 人を待つ)
- 令和5年3月(先人の 思いをつなぐ 桜かな)
- 令和5年2月(鳥も木も 頬を緩める 梅の花)
- 令和4年12月(落葉掃き 我がまち思う 宮っ子ら)
- 令和4年11月(時超えて 町を見守る 紅葉山)
- 令和4年10月(芸術の 秋を市民と 半世紀)
- 令和4年9月(学び舎に 子等の育てし 稲香る)
- 令和4年8月(ひたむきに 白球を追う 夏の空)
- 令和4年7月(海猫と 永遠の少年 帰還せり)
- 令和4年6月(思ひのせ 蘭学のみち 蛍舞ふ)
※西宮市政ニュース令和4年6月からおおむね月1回掲載
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