西宮市幼児教育・保育ビジョン
更新日:2025年8月22日
ページ番号:16530975
策定の趣旨
「西宮市幼児教育・保育ビジョン」は、保育需要の高まりに伴う新たな事業者の参入や、幼児教育・保育の無償化による保育への関心の高まり等を受け、幼稚園・保育所・認定こども園などの施設種別や、公立・私立などの設置主体にかかわらず、西宮市で行われる幼児教育・保育で大切にしたいことを共有し、質の高い幼児教育・保育を実現していくための方向性を、分かりやすい言葉で保育者や保護者等に示すことを目的に、令和4年3月に策定しました。西宮市幼児教育・保育ビジョン(PDF:20,793KB)
幼児教育・保育ビジョンの内容
このビジョンは、それぞれの施設の理念・特色を尊重しつつ、西宮市内で質の高い幼児教育・保育を実現するうえで、
大切にしたいことを共有するためにまとめたものです。
幼児教育・保育ビジョンが目指すもの
子ども一人ひとりが大切にされ、子どもの主体性や本来の力を十分発揮できるよう、
「遊び」と「親子関係」を大切にする「子ども中心の幼児教育・保育」の実現を目指します。
「みつけて・ためして、とことん遊ぼう」
主体的な「遊び」を通して、目標に向かって頑張る力、人とうまく関わる力など、
生涯を通じて生きる力の基礎となる「根っこ」としての内面の力を身につける。
- とことん遊べる環境をつくる
- 「遊び」を見守り・支える
「ゆっくり・じっくり、親子になろう」
親が自分を受け入れ、認めてくれることで子どもは自己肯定感・自尊感情を育める。
はじめから完成された親子関係はなく、ゆっくりと親子関係を築き、
じっくりと子どもと向き合っていくことを大切に考える。
- 親子と向き合う
- 子どもの成長を保護者と共に喜び合う
- 親子と共に育つ
ビジョンの実現に向けて
市と各施設・関係団体が緊密に連携・協力し合いながら、
安心して幼児教育・保育が受けられる環境を整えるよう、共に進めていく。
- 保育者が学び続け、成長していける場の提供
- 施設の枠を超えた保育者相互の高め合い
- 乳幼児期だけでなく、就学以降も意識したサポート
- 保護者支援と地域に根差した取り組みの推進
ビジョン周知アンケート結果(令和7年2月実施)
市内の幼稚園、保育所、こども園に対してアンケート調査を実施したところ、
ビジョンは87%の保育者に認知されていることがわかりました。
ビジョンのさらなる推進と実現を図るためには、ワークショップの継続的な開催や
園内研修における読み合わせなどの活動が有効と考えられますので、
今後も引き続き取り組みを進めてまいります。
策定の経過
ワーキングチームの開催(令和元年10月~令和3年10月)
ビジョンの策定にあたっては、学識経験者や、幼児教育・保育に携わる公立・私立幼稚園と保育所の代表者による「西宮市幼児教育・保育ビジョン策定ワーキングチーム」を令和元年10月に立ち上げ、検討と協議を行いました。
ワークショップの開催(令和元年12月)
令和元年12月2日に、ワークショップ「エピソードをもって西宮の子供の育ちを語ろう~遊びって何?~」を開催し、公私の幼稚園・保育所・小規模・発達支援等の教諭・保育士等67名が参加して基調講演やグループワークを実施しました。
グループワークで得た意見等は、ワーキングチームに報告し、ビジョン策定の参考としました。
子ども・子育て会議での審議
「西宮市子ども・子育て会議」(令和2年度第31回、令和3年度第33回)にて、ビジョンの概要や素案について、報告・説明を行い、意見をいただきました。
パブリックコメントの実施(令和4年1月4日~2月3日)
令和4年1月4日から2月3日まで、素案に対するパブリックコメントを実施し、8名から24件の意見提出がありました。
「西宮市幼児教育・保育ビジョン(素案)」に係る意見提出手続(パブリックコメント)の実施結果について
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